スズキ家の母です。毎日、暑いですね〜。

さて、毎年7月の第一日曜日に開かれている恒例の「人形のまち岩槻　朝顔市」。職場の同僚と一緒に「岩槻観光ツアー」に参加しました。まさに「ステキな発見がいっぱい！」ありました。

岩槻駅前をスタート！
とすぐに、なにこれ？？？駅前のこんなところに、こんなものが！！

岩槻区にある真福寺から出土した「ミミズク土偶」のレプリカです。本物は国の重要文化財に指定され、東京国立博物館にて所蔵されているのだとか。何度も前を通っているけど、気が付かなかった...。ガイドさんと巡る城下町岩槻、これは楽しくなりそう♪

とにかく暑い。水分補給しながら、釈迦如来を本尊とする曹洞宗の寺院「芳林寺」へ。太田道灌の像があるのは知っていたけれど、埼玉県庁が初めて置かれた場所とは知らなかった〜（o o）

このツアー、お寺や神社など「見どころ」を巡るのだけど、それとは違う面白さが！

次は、こんなものを発見しました！！

屋根の上にちょこんと鎮座する人形は「瓦鍾馗（かわらしょうき）」です。邪気や悪魔を追い払い、健やかな毎日を過ごせるよう人々の願いが込められたもの。江戸時代から岩槻の商家の屋根に祀られていたそうですが、家の建て替えなどにより年々減少。今では20ヶ所程度残るのみだとか。

老舗の和菓子屋さんの屋根の上にも、あった！上を見上げて瓦鍾馗を探して歩くのも、なかなか楽しい♪

城下町岩槻「小さな見どころ発見ツアー」はまだまだこれからです。

下の写真、武家と町民のエリアを分けている道。電信柱から手前は「武家」のエリア。奥の道より、道幅が広いのが分かりますか。

そんなこと気にしたことなどなかった私。「へぇ〜！」の連続。一人で参加していた中学生の男の子とおしゃべりしながら歩きました。3年前に他県から引っ越してきた彼、自分の暮らす街のことをもっと知りたい！と思って参加したそうです。エライね♪

続いて県指定史跡「遷喬館」へ。寛政11年（1799年）に、岩槻藩の儒学者である児玉南柯（こだまなんか）が開いた学校。後に正式な藩校となり、岩槻藩の武士の子弟が勉学や武芸の稽古に励んだ場所です。埼玉県内に唯一残る藩校には、復元後も当時の柱が使われているそうで、子どもたちが「エイヤー」と暴れた、刀傷も残っているとか。

さらに、正午の「時の鐘」の音を聞くべく、暑い中、歩く。ふぅ。

さいたま市指定有形文化財に指定されている「時の鐘」。寛文11年（1671年）当時の岩槻城主 阿部正春が渋江口に設置しました。 以来、享保5年（1720年）の改鋳を経て、今も毎日、朝夕6時と正午の3回、美しい音色を響かせています。真下で聞くと、その大きな音にびっくり。お友だちも私も、日陰を探して「時」を待ちました。

川口から岩槻を通り蓮田まで運行されていた「武州鉄道」。その廃線跡を歩き、「岩槻城大構(土塁)」の残る愛宕神社へ。2月の「人形のまち岩槻　まちかど雛めぐり」の時期には、27段の階段にひな人形を飾る「大壇雛段飾り」が公開され、賑わいます。

「雛めぐりの時に来たいなあ！」とお友だち。いいとも、いいとも！街をめぐり、おいしいものを食べ歩こう！と次の約束も。

「朝顔市」の会場に戻って、岩槻ならではのお土産を購入。2時間ほどの街歩き、暑かったけど楽しかった〜♪今度はグルメ旅もいいねー、と盛り上がって解散です！

【この記事内のリンク先一覧】
岩槻観光ツアー　https://iwatsuki-kanko-gaido.jimdo.com/　（岩槻観光ボランティアガイド会）
芳林寺　https://www.stib.jp/mame/mame_12horinji.html　（さいたま観光国際協会）
遷喬館　https://www.urawamisono-iwatsuki.info/play/iwatsuki/play_20.html
時の鐘　https://www.urawamisono-iwatsuki.info/play/iwatsuki/play_22.html
武州鉄道　https://www.urawamisono-iwatsuki.info/play/iwatsuki/play_33.html
愛宕神社の大雛壇飾り　http://hinameguri.com/atago/　（人形のまち岩槻まちかど雛めぐり実行委員会）
愛宕神社（大構）　http://www.stib.jp/info/data/ogamae.html