赤坂沼は、区の北西部河合小学校の北側にあります。もともと元荒川の氾濫によってできた自然池沼で周囲800mほどの小さな沼です。かつて水田として利用されていた沼の周辺は、今ではほとんどヨシ原となってしまいました。沼の南側には台地に沿って斜面林が連なり、見事な自然景観を保っています。

この赤坂沼周辺では、一年を通じていろいろな生き物が観察できます。春から秋にかけてはいろいろな植物を見ることができます。その植物を目指して集まる昆虫たちも多く、チョウやトンボの宝庫とも言えます。

赤坂沼と周辺の斜面林が連なる自然景観は、多くの生き物が生息するための環境維持に重要な役割を果たしています。将来世代に引き継ぐ価値のある重要な資産と言えます。

赤坂沼周辺の生き物たち

野鳥　

　カイツブリ、バン、オオヨシキリ、サギ類など

植物

　オニスゲ、ノカンゾウ　など200種類を超える

昆虫

　ショウジョウトンボ、ミドリシジミなど