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浦和美園~岩槻 暮らしの日記帳

さいたま市岩槻人形博物館に行ってきました♪

2020.07.11

2020年2月22日に「さいたま市岩槻人形博物館」が開館しました。9日間の開館の後、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休館となっていましたが、6月2日から再開。
建築中から、オープンを楽しみにしていたので、念願叶っての訪問となりました。岩槻駅から徒歩10分ほど、広々とした駐車場もあるので電車でも車でも訪れやすい場所です。

さいたま市岩槻人形博物館は、日本初の人形専門の公立博物館。岩槻に伝わる人形作りの技を紹介するほか、日本文化の中に息づく人形の美と歴史を国内外に発信することを目的としています。日本画家で人形玩具研究家として知られる西澤笛畝の著名な日本人形のコレクションも展示されています。

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入館後、まず常設室を見学しました。ここでは、岩槻で受け継がれてきた人形作りの歴史や技法がわかります。最初の展示室には昔ながらの人形の土台となる桐塑(とうそ)や頭・胴の色付けに使われる胡粉(ごふん)などの材料や人形作りの道具が展示されていました。

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次の展示室に移動すると、人形博物館らしく「人形」がたくさん!白い肌の「御所人形」や着せ替えも楽しめる「市松人形」などさまざまな種類の人形が展示されており、伝統的な人形文化を学ぶことができました。

職員の方が親切で「市松人形は膝が折れ曲がる作りになっているので寝かせたり座らせたりできるものがある」と教えてくれました。現代の子どもがお人形遊びをする気持ちと変わらず、この時代から庶民の生活に「人形」は深くかかわってきたのですね。

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また、岩槻人形博物館には「企画展」や「特別展」を行う企画展示室もあります。企画展示室では、名品の展示やテーマに沿った様々な人形が期間限定で展示される予定です。なお、7月11日(土)からは「雛人形と犬筥(いぬばこ)・天児(あまがつ)・這子(ほうこ)」を開催中。企画展を観るために、また出かけたいです!

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帰りにはミュージアムショップでお買い物。
ガイドブックや図録、カードなど岩槻人形博物館ならではのオリジナルグッズが並べられており、私は、A5サイズのクリアホルダーを買いました。
「人形博物館に行ってきましたよ!」という思い出の品にぴったり♪

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せっかくなので、更なる楽しみ方をご紹介します。
岩槻は人形のまち。博物館を出た後の人形店めぐりをお勧めします。

人形博物館の歴史的なお顔とはまた違った、かわいらしいお顔、現代的なメイクをした「今ふう」のお人形がたくさん売られています。人形の表情や着ている衣装は、職人さんによって特徴があり、どれも華やか。数々ある人形店をはしごしてみませんか。

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今回は人形の東玉総本店さんを訪問、今年ならでは!の人形も見つけました。
令和天皇の即位礼の衣装を模した人形です。着物の素材や柄までリアルに再現されていますね~。

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街を歩いていると、和雑貨のお店もあちこちにあり、見ていて楽しい。人形作りで出たはぎれや和小物を売るお店もあります。
※写真は人形の金重(工房ゆうき)さんです。

人形のまち岩槻。
人形博物館見学をきっかけに、岩槻らしいお店めぐりを楽しんでみてはいかがでしょう♪

【この記事内のリンク先】
さいたま市岩槻人形博物館
岩槻人形博物館 これからの企画展

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